2.プラチナ脱臭機について

プラチナ脱臭機のしくみ
プラチナ脱臭機は、プラチナでコーディングされたフィルターを高温の空気が通過することによってプラチナに触媒効果が現れることを利用した脱臭装置です。プラチナには汚れた空気を綺麗にするという性質があります。そのため、「2003年排ガス規制強化」の際には、自動車の排ガス抑制触媒として活躍しました。
また、「東京都の条例によるディーゼル車の排気ガス排出基準の強化」の際に活躍したことでも知られています。
【「エコライズ」におけるプラチナ脱臭の仕組み】
プラチナがコーディングされたフィルター前の空気温度が一定以下の場合は、プラチナに触媒効果が現れず中の空気がそのまま外に出てしまうということが考えられます。そのため「エコライズ」ではフィルター前の空気温度を常に監視、管理し、一定温度以下になった場合にはプログラムを稼働させ処理を行います。
また、フィルターに通す空気の温度を上げる装置(=脱臭ヒーター)が一定温度以下になった場合も同様に処理を行います。 なお脱臭に関する制御プログラムについては、技術の漏洩にもなりますので一部割愛させて頂きました。
ご了承下さいませ。
※1〜5の手順で空気を排出します。
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1.槽内の汚れた空気を吸引
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2.汚れた空気を加熱
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3.プラチナフィルターを通過
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4.プラチナ触媒による酸化反応
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5.浄化された空気に
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【外気との混合】
右写真は排出された空気が熱くなってしまうところを外気と混合し低温にした上で、排出するための混合設備部分です。
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