衛生的かどうかは、身体に悪い微生物が発生するかどうかという基準によって判断すると明確になります。
人体に良い微生物と悪い微生物とがある
微生物にはウィルス、細菌、酵母、カビなどがあります。微生物には大きく分けて人間の身体にとって良い微生物と悪い微生物とがあります。わかりやすく菌で比較しましょう。良い菌には乳酸菌、納豆菌、一方の悪い菌としてはサルモネラ菌や大腸菌などがあげられます。
実は、この基準にしたがうと、乾燥式よりも消滅式のエコライズ(や堆肥化式)のほうが衛生的であるということがいえます。それはなぜでしょうか。
微生物を死滅させることは困難
乾燥式では高温で菌を「滅菌」するとうたわれています。たしかに多くの微生物は高温が苦手ですから、部分的に滅したり一時的に活性が弱まったりするかもしれません。しかし全ての微生物を死滅させることは困難です。それどころか部分的に生き残った微生物が残存物を温床として再び増殖をはじめます。一生を30分で1サイクルする微生物。何十倍何万倍へと増加するほどの生命力なのですから、実質的に「滅菌」にはあまり意味がありません。ただし、全ての微生物を死滅させて槽内を無菌状態にし、殺菌済みの道具で取り出した残存物をさらに無菌状態の場所へ保管すれば話は別です。しかしそのようなことは不可能とお考え頂いた方が良いでしょう。
さらに、このようにした再発した微生物のなかに身体へ害悪を及ぼすものがあったとしたらいかがでしょう。設置場所や残存物の保管場所に気を配らなくてはいけないどころか、学校給食センターなどのお子様を預かる場所近辺には設置を控える必要まで生じてくるのではないでしょうか。それなら、とばかりに滅菌し続けようとすれば、高温を維持し続けなければなりません。火災や爆発等の危険を伴うことになります。
バイオをつかう消滅式、堆肥化式は森のしくみを応用、だから衛生的
さて、一方のバイオをつかう処理方式が衛生的であるということをおわかりいただくためには、そのしくみをご説明する必要があります。
微生物が活躍していることを身近に感じられるのは森や林、海や川などの自然界です。たとえば森では無数の生物が生活し、死んでいきます。もしも人間やその他多くの動物のために働いてくれる微生物が存在しなければ、森はイヤなニオイの立ちこめる、とても足を踏み入れることのできない場所なのではないでしょうか。しかし現実の森はそうではありません。イヤなニオイどころか、「森林浴」という言葉もあるように、森の空気は澄んでいて身体に良いものとされています。つまり動物の死骸その他人間の身体にとって悪い微生物でさえも良い微生物が分解して環境を浄化してくれているのです。このように環境を衛生的に保つ微生物のはたらきを利用したのが消滅式と堆肥化式です。
「エコライズ」は、中でも最適に活性化した良い微生物が活躍する、最も衛生的な消滅式です。
財団法人食品環境検査協会の検査もクリア
消滅式の「エコライズ」は、残存物でさえ良い微生物に守られています。財団法人食品環境検査協会の検査も、「エコライズ」は優秀な成績でクリア(詳細は「安全について」でご説明致します。)。給食センターなどのお子様を預かる施設でも安心してお使い頂いていることが、「エコライズ」の清潔さの証拠です。
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